家庭教師が中学生に社会を教えるには?
『中学生の生徒に社会を教えなければならなくなった』
『生徒が中々勉強に向かってくれない』
中学校の社会というと、地理に歴史、公民といって勉強する範囲が広く、中学生にどう教えればよいのか家庭教師の先生も指導のやり方で苦しむことが増えますよね。この記事では、中学生が社会を苦手とする理由とその対処法について紹介していますので、是非、最後までご覧ください。
中学生が社会の勉強でつまずくポイントは暗記
まず、社会を苦手とする中学生が、何が原因で社会を苦手としているのか理由を把握することが大切です。
結論からいうと、中学生が社会を苦手とする原因は暗記です。この項目では、なぜ暗記で躓いてしまうのか、その理由を解説していきます。
覚える量が膨大
中学生の社会は、小学校までの社会と比べて、覚えなければならない語句が格段に増えます。家庭教師の先生方も、一問一答式のワークブック等で沢山の語句を覚えさせられた経験があるのではないでしょうか。中学生の生徒たちは覚えなければならない語句のあまりの量に、社会に対して苦手意識を持ってしまいます。
暗記はつまらない
語句を頑張って暗記しようと単語帳や教科書を開いていると眠たくなることがありますよね。それは、暗記があまり頭を働かせることのない、退屈な作業になっているからです。
例えば、数学であれば問題を解く度にパズルを解くような快感が得られますが、暗記では頭を使う楽しみは得られません。中学生も、頭が働かない社会の暗記作業に対して退屈感を感じてしまいます。
家庭教師が中学生に社会を教えるための方法3選
さて、社会の暗記作業に対して苦手意識のある中学生にどのように指導すれば良いのか紹介していきます。
ポイントは楽しく効率的に暗記をすることです。社会の地理・歴史・公民、各分野ごとに指導法を簡単に紹介しますので、気軽にご覧ください。
地理は写真や地図を使って教えよう
地理は教科書の文字を一生懸命に覚えるよりも、写真や地図などの資料を使って勉強することが効果的です。写真や地図を見ながら勉強することで、文字情報だけでなく、視覚情報も一緒に頭の中に入っていきます。
情報によって頭が刺激されることで、覚えがよくなったり、暗記の退屈感を紛らわせることができるんですね。地図を使う場合は、ノートなどに自分で書き写したり、情報を整理させたりすることも有効な手段となってきます。読むことに比べて、書くことは主体的な行動ですから語句が身につきやすいです。地理では、写真や地図などの資料を扱うことが鉄則ですよ。
歴史はストーリーで教えよう
歴史は誰が何をしてどうなったのかを一連の繋がりがあるストーリーで教えることが大切です。
一つのストーリーの中でそれぞれの語句を関連付けることで、生徒は沢山の語句を暗記するという意識ではなく、一つのストーリーを覚えるといった形で勉強に向かえます。そもそも、歴史の暗記を苦手とする中学生の多くは、教科書の語句を別々に覚えようとしがちな特徴があります。そうすると、多くの語句を覚える作業に対して倦怠感を感じてしまいますし、内容の理解にも繋がりません。
生徒が勉強に対して苦手意識を持つことは避けたいですよね。バラバラな語句を人や政府、農業などの各テーマごとに整理して一つのストーリーを作成するようにすると、一連の流れを理解しやすくなります。覚える語句が多くなりがちな歴史では、たくさんの語句を無理に暗記させようとするのではなく、理解しやすいストーリーとして整理して教えることが大切ですよ。
大体の流れを生徒が把握できていれば、暗記作業は後からでも十分に間に合います。
民は図を使って教えよう
公民では、関連する内容を図にまとめて教えることが効果的です。
公民という科目では、法律や制度だけではなく、それらと関連する実社会の事件や出来事もまとめて学習していく必要があり、社会科の中では複雑で難しい学習となりがちです。そのため、関連するキーワードをノートなどに図式化して、語句同士の関係性をはっきりとさせることが必要となってきます。
理解が曖昧なものを丸暗記させようとすることは、生徒のストレスや非効率な暗記作業に繋がってしまいがちです。文章では分かりづらくても、図で表してしまえば一目瞭然ですよね。資料集や市販の問題集などの多くでも図が利用されているので、それらを活用するのも有効な手です。
キーワードをノートに視覚的にまとめて簡単に理解できるようにすることで、生徒も進んで勉強に向かうことができます。
まとめ
今回の記事では、家庭教師の先生が中学生に社会を教える方法について解説しました。多くの中学生が社会の暗記の部分につまづいています。
今回、紹介した暗記の攻略法を使って、ぜひ生徒に頼られる家庭教師になってくださいね。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。