家庭教師が高校生に社会を教えるには? - 各分野の勉強法を抑える! -

『高校生の社会って暗記科目じゃないの?どう授業したらよいか分からない!』
『生徒の社会の成績が中々上がらない』

こんな疑問やお悩みはありませんか?
高校の社会といえば、暗記科目とよばれるように覚える語句が大量にある教科です。しかし、むやみやたらと暗記を進めるだけでは、非効率で成績も中々上がりません。まずは、しっかりと勉強のポイントを抑えることが重要です。
そこで、今回の記事では、高校社会の各分野における教え方のポイントについて解説していきます。この記事を見ることで、高校生にどう社会を教えればよいか分かるので、是非、最後までご覧ください。

歴史は流れが重要

歴史分野では、歴史の流れを生徒に掴んでもらうことが大切です。
これはなぜかと言うと、あらかじめ歴史の流れを知っていることで、一つ一つの語句を関連付けて覚えることができるからです。ただし、日本史と世界史で流れの掴み方に違いがあるので、ここではそれを紹介していきます。

日本史はテーマ別に辿ることが重要

日本史は政治や産業などのテーマ別に流れを辿ることが大切です。
日本史は、日本を中心とした歴史しか学習の範囲に入っていないため、細かいところまで出題されることの多い科目です。各時代の特徴を分かりやすく整理してあげることが重要ですよ。
そうすることで、生徒は多くの語句を関係するもの同士まとめて覚えていくことができます。生徒が情報を整理できるように、各時代の内容をテーマごとに分類して指導する必要があります。

世界史の流れはタテとヨコから攻略

世界史の勉強では、タテとヨコの二つの歴史の流れを意識させることが重要です。ヨコの流れは世界の歴史を、タテの流れは各国ごとの歴史のことをいいます。
教科書や問題集の構成は、ヨコの歴史がほとんどで、一つの時代の各国の様子をバラバラに勉強していきます。そのため、一つの国の歴史について深く問われたときに答えらなくなりがちです。
複雑なヨコの歴史だけではなく、一つの国ごとの歴史を集中して学習する簡単なタテの歴史の学習方法を取りいれることで、生徒も歴史の一連の流れを把握することができるようになります。歴史はタテとヨコから攻めるのが鉄則ですよ。

地理はまず系統地理から、地誌は後回しでOK

地理の勉強では、地誌よりも先に系統地理から勉強しはじめることが何よりも大切です。
系統地理とは、地形や農業などを「場所」に関係なくまとめる分野で、地誌は地域や大陸ごとに地理的内容をまとめる分野のことをいいます。系統地理を先にしっかりと勉強することで地誌の問題の多くを解くことができますよ。
例えば、中国で生産されている農産物を問うような地誌の問題であっても、「気候」や「農業」といった系統地理の知識があれば、地誌の知識を丸暗記していなくても解けるようになります。もしも、地誌の指導から先に入ってしまいますと、覚える必要のない地誌の知識を勉強してしまう二度手間が起きます。生徒に系統地理の学習から指導することで、効率のよい勉強を目指しましょう。

倫理は5W1Hで解決

倫理は5W1Hで内容をまとめていくべきです。5Wは「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜしたのか」ということを、1Hは「どのように世に示したか」ということをいいます。
ソクラテスを例に出すと、「古代のギリシアのソクラテスは無知の知という概念をアポロン神殿の神託をきっかけに導いた」、そして、ソクラテスの思想は「弟子のクセノポンによる『ソクラテスの弁明』やプラトンによって伝えらた」という風になりますね。
倫理は、思想に関する、時代背景や人の生い立ちまで非常に幅広な出題がなされる科目です。大雑把でもいいので、5W1Hを徹底してまとめていくことでしっかりとした解答力を身に着けることが出来ます。

現代社会・政治経済は図で整理しよう

現代社会や政治経済では、図を使って内容を整理して勉強を進めていくことが重要です。これらの科目は語句同士の結びつきが強く、勉強内容が複雑になりがちで、頭の中で理解することに時間が掛かります。内容が理解できないまま学習を進めると、勉強が苦痛になりますし、どこを重点的に覚えておけばよいのか分からず、非効率な勉強を続けることになりますよね。
そこで、生徒の成績を上げるためには、複雑な内容を整理してあげることが大切です。具体的には、教科書や市販の資料集に載っているイメージ図を用いて指導するとよいでしょう。
頭での理解だけでは難しく時間も掛かってしまうような内容も、図や絵で見ることで簡単に理解できるようになります。

まとめ

今回の記事では、社会の各分野ごとの勉強のポイントについてお伝えしてきました。
暗記科目とよばれる社会も特徴を掴むことで、同じ勉強時間であっても大きな成績の差がつきます。間違って非効率な勉強方法を指導してしまわないように気を付けてくださいね。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

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