高校受験★理科の教え方 - 家庭教師の先生が抑えるポイントとは? -

『高校受験理科って教える範囲が多い…』
『しっかりと受験までに教えきれるかな…』

こんな不安をお持ちではないですか。
高校受験の理科で学習する範囲は非常に多岐にわたり、家庭教師の先生が教え切るには量も膨大です。でも、きちんとした指導を行っていれば高得点がとれるのも理科の魅力の一つですよ。
そこで今回の記事では、高校受験を控えた生徒を受け持つ家庭教師の先生の教え方について詳細に解説していきます。この記事を読むと、分野別の教え方が分かるので是非最後までご覧ください。

高校受験で学ぶ理科の範囲は?

大前提として家庭教師の先生は高校受験で扱う理科の範囲を知っておく必要があります。そのため、まずはじめに各分野でどのようなことを学んでいくのかについて解説していきます。

生物分野

生物分野では主に植物の構造や人体の構造、生物の発生方法などについて学んでいきます。計算分野が出てくるのは神経伝達速度や遺伝の一部でしか出てこず、単純な暗記力が試される分野と言うことができます。

地学分野

地学分野は総合力が試される分野です。
地震や湿度の計算で速さや割合の計算力が求められたり、天気の予測といった地理的な素養を試されるといった問題も存在します。更に言うと、岩石の名前などは単純な暗記でもあるため、その受験生が多方面に力があるかどうかを試される分野です。

物理分野

物理分野は数学とかなり近いものがあり、面積の理解や速さの理解、そして物理分野での公式の理解が必要となってきます。そのため、意外と数学的に解く問題が多く、暗記をあまり必要としないという特徴があります。
ただし、数学が苦手な生徒はそのまま物理にも持ち越してしまうため、受験生に教える際は早期に理解を促す指導が必要です。

化学分野

高校受験の化学は、単純な暗記力が求められる分野です。
化学式はもちろん、各種水溶液の特徴などは理解するのではなく暗記で対応することが多いです。化学を理解しようとすると、大学での勉強となってしまうため高校受験では単純な暗記力勝負となっている側面がありますよ。

高校受験理科の教え方ポイント3選

先ほどの分野別の解説にもあったように、高校受験理科は暗記分野と理解分野に明確に分かれています
具体例を挙げると、物理と生物ですね。物理は理解分野であり、生物は単純な暗記力を試される分野です。この二つを同等に扱ってしまうと、受験生は暗記をしたらいいのか、理解をしたらいいのかわからなくなってしまうため、必ず分けて指導するようにしてください。

暗記分野は後回しでもキャッチアップ可能!

理解分野と暗記分野に分けたら、まず第一に着手するのは理解分野です。
中学校3年生時点で、1年生と2年生の物理分野の復習は可能です。特に光の反射や、電気の計算などは苦手な生徒が多いので、早期に指導を行っていてください。どんな生徒でも一年を通して反復練習をすれば、基本的な問題から標準的な問題まで簡単に解けるようになりますよ。逆に暗記分野は、受験後半になってから着手しても大丈夫です。
単純な暗記力勝負となるため、受験後半期の追い込み時期に合わせて覚えていくことで、点数が上がっているという演出をすることも可能です。

理解分野は受験後半ではノータッチ!

暗記分野は受験後半に行うことでメリットが生じていましたが、理解分野ではデメリットしか生じません。それはなぜかと言うと、受験後半に理解をさせようとするとかなりの時間を費やしてしまうからです。
受験後半では、志望校に落ちないために勉強する時期であり、点数を伸ばすと言った勉強はご法度です。もちろん、確実にボーダーの点数を取れるのであれば点数を伸ばす勉強を行ってもいいのですが、そういった受験生は極まれですよ。

最近の理科の動向はどうなっているの?

さてここまでオーソドックスな家庭教師の先生が行う、高校受験を控えた生徒に対する指導方法を述べてきました。ただ一点注意が必要です。
最近の高校受験理科では、問題を難しくしようとして長文化傾向にあります。各種実験結果などのまとめが複雑になっている場合もあるので、きちんと長文を読んで理解する力も求められていますよ。

まとめ

今回の記事では、高校受験理科の教え方について解説してきました。
家庭教師の先生は基本的に長期間その生徒だけを見ることが多いです。理科の受験指導については、長期的視野に基づいてカリキュラムを組む必要があるので、この記事を読んだら即実践してみてください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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