家庭教師がするべき受験直前のフォローは?
『受験直前は何をしたらいいか分からない…』
『フォローしたいけど、結局どんなことがフォローにつながるのか分からない…』
受験生を担当している家庭教師の先生の中にはこういった悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし、あなたが受験直前に間違ったフォローを行ってしまうと最悪の結果になってしまうかもしれません。
そこで今回の記事では、家庭教師が受験期の生徒にどうやったフォローをすればいいかを解説していきます。
この記事を読むと受験期になぜ紹介するフォロー法が必要なのかも分かるので、是非最後までご覧ください。
受験直前は誰もが不安になる
家庭教師を行っている方であれば恐らく経験したことがあると思いますが、受験直前は誰しもが不安になってしまいます。
特に高校受験や大学受験といった人生の岐路に立たされる生徒の不安は計り知れないものです。まずはこの大前提を押さえておくことが重要です。
自信を喪失した状態で試験に望むと…
受験期直前の不安に押しつぶされた状態で、自信を完全に喪失した状態で本番の試験に臨んだ生徒は確実に点数を落としてしまいます。
特に心配性な生徒ほどこの傾向が強く、いつものパフォーマンスを発揮していれば余裕で合格できたのに、ギリギリの合格になってしまったという生徒をたくさん見てきています。
そのため、家庭教師の仕事として受験直前に生徒のフォローを行うことは必須と言えます。
家庭教師が受験直前に行うべきフォロー3選!
では実際に家庭教師の先生が受験直前に行うべきフォロー3選をご紹介します。
結論としては、先ほどから繰り返しお伝えしていますが『不安を取り除いて、自信を付けさせてあげること』です。
その方法論の中でももっとも効果的なフォロー法を3つお伝えします。
問題強度を徐々に低減していくこと
まず受験1ヶ月前から問題強度を徐々に低減してください。受験直前期に新しい問題にチャレンジして自信を喪失させないことにつながります。
もし力だめしとして模擬試験を行うとしても、合格者平均点を確認してできるだけ平均点が高い年のものを行ってください。
問題強度のコントロールは難しいところですが、日頃生徒の得意・不得意を管理していれば大丈夫です。生徒にとって不得意なところは、できるだけ基礎的な問題にフォーカスして出題すればいいだけです。
直前までモチベーションを維持すること
次に生徒のモチベーション管理は徹底してください。
試験直前期で一番怖いのは『燃え尽き症候群』です。今まで地道に頑張ってきた生徒が陥りやすい傾向にあり、全く勉強へのモチベーションがわかないという状態に陥ってしまいます。
こうなってしまうと、暗記事項など日々の積み重ねが反映されるところでの失点に繋がりかねません。
もし余裕で合格ラインにいる生徒を担当している場合には、目標得点の引き上げを生徒に伝えるといいですよ。そのときには『あなたなら目指せると思うんだけど』という言葉をかけると確実にモチベーションアップに繋がりますよ。
大丈夫という声がけを毎回行うこと
最後に毎回の授業で行って欲しいのが大丈夫という声がけです。
評価にも聞こえそうな声ですが、家族でもない第三者の先生から『大丈夫』という声がけを受けると妙に安心感を覚えるものです。
この声がけを受験直前期にはルーティンとして組み込んでみるといいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回の記事のポイントは以下の通りです。
- 受験直前期は誰もが不安になるもの
- そのフォロー法の根幹は自信を付けさせること
- フォロー法の中で一番効果が高いもの3選
受験直前期のフォローは勉強面だけでなく、先生の人格面も試されるプレッシャーのかかる時期です。
ときには空元気も必要になりますが、この記事が先生の指導の一助になれば幸いです。