部活を引退した生徒のやる気を一気に伸ばす指導のコツ
「部活が終わったら生徒の成績は上がるのかな?」
「部活を引退したのに受験モードになかなか切り替わらない…」
「燃え尽き症候群の生徒がいるんだけどどうしたらいいんだろう?」
こんなお悩みありませんか。
部活と言うとほぼ毎日練習が行われて、大会や練習試合など生徒の時間を拘束してしまいます。部活をやっていたら勉強が間に合わないよ!と感じる家庭教師の先生も多いですよね。
でも、実は先生のハンドリングの仕方で生徒の成績は急激に上がります。そこで今回の記事では部活を引退した生徒(主に中学生)の特徴をお伝えしながら、どのように指導していくのかを伝えていきます。
この記事を読むと部活引退後に受験勉強モードにスムーズに切り替わるための指導方法が分かるので是非最後までご覧ください。
部活を引退したら成績が伸びるは本当!?
部活を引退した生徒が急激に成績を伸ばしたというのはよく耳にする話ですよね。
でも、この話って本当なのでしょうか。実は、なぜ部活を引退したら成績が伸びるのかについては理由があるんです。ここでお話する理由については以下の通り。
- 定期的な努力ができること
- 目標に向かって努力できること
- そもそも体力が有り余っていること
早速見ていきましょう!
定期的な努力ができる
今まで部活を頑張っていた生徒は定期的な努力ができる生徒です。
一つの物事に対してコツコツと努力できるというのは、学校の勉強だけに限らず人生において非常に大切ですよね。
特に県大会などで優秀な成績を収めた生徒はこの傾向が強いです。上手くハンドリングしてあげれば、あなたが担当している生徒の成績も上がるでしょう。
一つの目標に向かって努力できる
スポーツ・文化系の部活に限らず大会の期間に集中して部活に取り組んできた生徒は、目標に向かって努力できる可能性が高いです。
なぜならゴールを定めて努力してきた経験があるからですね。
体力がある
部活が終了した直後の生徒は体力が残っています。
特に中学校3年生の後半となると、試合や大会の主力メンバーになっている可能性が高く、自主練にも熱が入っているからです。
体力はそのまま勉強の集中力にも直結し、部活を頑張った生徒ほど短期間の集中力は凄まじいものがありますよ。
部活を引退した生徒をやる気にさせる家庭教師のテクニック
さてここからは部活を引退した生徒をやる気にさせる家庭教師のテクニックを紹介していきます。具体的には以下の通り。
- 志望校の話をする
- 具体的な目標を設定する
志望校の話をする
1点目の≪志望校の話をする≫については、どういったゴールが存在しているのかを生徒に教えることにつながります。
部活に熱中してきた生徒は『大会で優勝』や『自己ベスト』など、ハッキリした目標に向かって頑張ってきました。
受験でも同じようにゴールの展望を見せることで、多くの生徒たちは自主的に勉強をし始めます。
もし志望校が決まっていない生徒がいれば、まずは決めるところから始めましょう。オープンキャンパスや学校説明会に行き、気持ちを盛り上げるのも良いでしょう。
ただし、願望の話だけで終わると次に行う行動がわからない生徒もいるので、次の項目で説明する内容と一緒に話をしてみてください。
具体的な目標を設定する
2点目は具体的な目標を設定してあげることです。
もし夏に部活を引退したとすると、実際の高校受験までは約半年あります。そこに向けてと言われてもなかなかエンジンがかからない生徒が多いと思います。
そこで『次の定期テストで何点以上』『この問題集を11月の模試までに終わらせる』など、目指すべき具体的な目標を設定してあげましょう。
生徒はそこに向かってやる気になるはずです。
部活を引退した後燃え尽き症候群に陥っている生徒を見かけたら
もしあなたが担当している生徒が部活を引退した後に燃え尽き症候群に陥っているのであれば、早急に手を打たなければなりません。
なぜなら、勉強が全く手につかない期間が1ヶ月間程度続く可能性もあるからですね。中学校3年生にとって1ヶ月間のロスは非常に痛いです。
具体的には、以下の施策を試してみて下さい。
- 話を聞いてあげること
- 最初の1週間は簡単な宿題を出してあげること
- 徐々に勉強に負荷をかけていくこと
最初の話を聞いてあげることがとても重要で、生徒からの共感を得られなければ勉強が進みません。
そのため、できる限り生徒の話を聞いて先生が共感してあげるようにしてください。
まとめ
今回の記事では、部活を引退した生徒をどのようにハンドリングしていくのかについて解説してきました。
家庭教師をしている方にとって、もしかすると部活はあまり重要ではないと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、生徒の人生において他者とコミュニケーションを取ったり、1つの目標を共有したりする経験を培った部活動はとても大事なんです。
だからこそ、部活を終了した生徒の長所をうまくハンドリングして成績アップにつなげてくださいね。