中学1年生の生徒の宿題提出率を上げるテクニック

「中学校1年生の宿題提出率が悪い」
「何で中学校1年生は宿題をやってこないのだろう」
「宿題の提出率を上げるにはどうしたらいいのだろう」

こんなお悩みありませんか。
実は中学校1年生と言うと、中1の壁という言葉があるように様々な障壁が存在しています。そのため、学校の成績に関係ない家庭教師の宿題には手を出しづらいんですね。そこで今回の記事では、中学校1年生に宿題をやらせるための方法について詳しく解説していきます。
この記事を読むと、なぜ中学1年生が宿題をやってこないのかについて分かるので是非最後までご覧ください。

中学校1年生は意外と壁が多い?

中学校1年生を担当する先生方にとって、宿題の提出率というのは頭を悩ませていませんか?実はなぜ中学1年生が宿題をやってこないのかというと『中1の壁』があるからなんですね。中1の壁という言葉は様々な意味で使われますが、今回の記事では以下の意味で使用していきます。

  • 英語の壁
  • 環境の壁
  • 定期試験の壁

詳細に解説していきますね。

【中1の壁】英語が本格的に始まる

中学校1年生から英語が本格的に始まります。
2021年度から小学校5年生と6年生で英語の教科化が始まりましたが、まだまだ小学校英語の域を出ておらず、発音中心で書き取りなどはほぼ行われていません。そのため中学校から英語の勉強を本格的に始める生徒は、難易度の急激な上昇に耐え切れずやる気を失ってしまうというわけです。

【中1の壁】環境が変わり過ぎる

また、中学生になると、部活や居残りといった小学校では行われていなかったイベントが盛りだくさんになるため、自由時間が圧倒的に少なくなります。
この中でモチベーションを維持するのが難しく、宿題はその中でもやりたくないものに入ってしまうでしょう。
さらに中学生は定期試験が始まります。定期試験によって『いつまでに・何をしなければいけないのか』を常に考えさせられるようになり、初めての体験でプレッシャーを感じてしまうでしょう。

中学校1年生に宿題を行わせるテクニック

ここまで中学校1年生の壁について詳しく解説してきましたが、宿題を行わないことには成績も上がりませんよね。そこでこの項目では、家庭教師の先生達に実践して欲しいテクニック集を詰め込みました。
具体的には以下の通りです。

  • 中学校1年生の悩みに共感してあげること
  • 小学校と中学校の違いを明確に伝えてあげること
  • 宿題の中に学校の宿題を入れてあげること

悩みに共感してあげる

まず、どのような生徒にも言えることなのですが、悩みに共感してあげるのが一番重要です。なぜなら、周りの大人が理解してくれないことを家庭教師の先生に話せば気が楽になるからですね。
その中で、先生が共感を持ってくれればこれに越したことはありません。共感してくれるだけで信頼の架け橋が生まれ、その後の指導に役立つのです。

小学校と中学校の違いを明確に伝えてあげる

また、中学校1年生特有の悩みについては、小学校と中学校の違いを明確に伝えてあげてください。なぜなら、違いを比較することでやらなければならない事項が見えてくるからです。
具体的に言うと、提出物を期限内に出さなければ内申点に響き、高校の推薦入学への道が遠のく、などですね。自分の身の回りに起こることを具体的に示しながら説明するとより効果を発揮します。

宿題の中に学校の宿題を入れてあげる

最後に大体の生徒に当てはまるのですが、家庭教師の宿題+学校の宿題となるとほとんどの生徒が手一杯になってしまいます。なぜなら、中1の壁でもお伝えしたように環境が変わりすぎてストレスを感じ、学校の宿題にも手がつかないからですね。
そのため、生徒の様子を見て学校の勉強でいっぱいなようなら、学校の宿題を家庭教師の宿題の中に入れてあげましょう。それだけでモチベーションが上がり、宿題をこなすことができるようになる生徒が多いはずです。

中学1年を理解してあげるための先生の仕事

さてここからは中学校1年生を理解してあげるために、先生が常日頃から考えておかなければいけないことについて解説していきます。

宿題を行ってくる生徒はごく一部と考える

宿題を行ってくる生徒はごく一部と考えておきましょう。
なぜなら、基本的に家庭教師の宿題はプラスアルファの宿題であり、手をつけなかったところで成績に関係はしません。ここで先生の期待値が高すぎると、生徒に対してプレッシャーになってしまう可能性が高いので、宿題をやってきただけで承認するところから始めて下さい。

宿題をやってこないのは伝え方に問題があるのではと考える

先生側からの宿題の伝えた方が、間違っている可能性があると考えるのも重要です。
中学校1年生では、まだまだ文章を読む能力が足りず宿題が何なのかが分かっていないことがあるからです。
そのため、常日頃から連絡帳や連絡プリントに明確に記載されているかどうかを確認してください。もし、ページ数などが記載されていない場合には先生から明確に伝えて下さいね。

まとめ

今回の記事では、中学校1年生の壁を紹介しながら、宿題をやってこさせる先生のテクニックについて解説してきました。
どのような生徒にも共通することですが、まずは悩みに共感してあげることが重要です。その上で、生徒の状況や学力状態に応じて宿題を決めてあげるとより提出率はアップするでしょう。

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